野球肘について
みなさんこんにちは!
本日も当院のHP・ブログを見て頂きありがとうございます。
院長の石原です。
今回は野球肘についてご紹介したいと思います。
野球の投球障害の中でも特に多いのが野球肘です。成長期にボールを投げすぎることによって生じる肘の障害を野球肘といいます。
症状としては投球時の肘の痛み、投球後の肘の痛み、肘の曲げ伸ばしができない、肘を圧迫すると痛い等があります。
症状が悪化すると物を持つなどの日常生活動作でも肘の痛みがでてきます。
病態と原因
繰り返しボールを投げること(オーバーユーズ)によって肘への負荷が過剰となることや、悪いフォームでの投球が原因です。特に悪いフォームでの投球が長期間続くと常に肘に負担がかかり発症してしまいます。
①外側型
肘の外側で骨同士がぶつかって、骨・軟骨が剥がれたり痛んだりします。
②内側型
肘の内側では靱帯・腱・骨・軟骨・神経がいたみます。
③後方型
肘の後方でも骨・軟骨・腱がいたみます。
この中でも特にひどいのが①の外側型で離断性骨軟骨炎というタイプです。
肘の痛みは放っておくと野球人生を終了させてしまう事がありますが、早期発見によりそのまま野球を続けることができます。
また、今現在痛みを感じていなくても精密検査をすると発見することもあります。
肘に違和感がある場合はすぐに医療機関を受診して下さい。
当院でもスポーツドクターに紹介状を書いて病状を把握することができるので、
お困りの際は是非ご相談下さい。