みなさんこんにちは!
本日も当院のHP・ブログを見て頂きありがとうございます。
院長の石原です。
前回ブログで紹介した動的ストレッチと静的ストレッチはどっちがいいのかという事を今回はお伝えしていこうと思います。
どっちをやればいいかと言うと生活や運動のタイミングのよって違ってきます。
スポーツを始める時や仕事を始める時などは動的ストレッチ。
逆にスポーツが終わった時や一息つく時は静的ストレッチ。
これ、逆をしてしまうと筋肉や関節の出力(パフォーマンス)が悪くなります。
まずこれから動こうという時に静的ストレッチをすると、筋肉や関節が緩くなった状態になるし、副交感神経が優位になるので単純に最大筋出力が低下します。
例えばいつもは10の力が出るのに9までしか出ないような状態になります。
そんな状態でスポーツをするとケガの原因になったり技術の向上の効率が悪くなったりします。
動的ストレッチは筋肉や関節を刺激し温める効果があり、交感神経が優位になります。
そして『これから身体を動かすぞ』という命令が脳から出ます。
ラジオ体操などがこれに当たります。
なのでスポーツや生活のタイミングで間違ったストレッチをすると身体に良いどころか逆に悪い影響が出たりすることがあります。
あとストレッチの強度ですが、昔あった監督やコーチや先輩が後ろから思いっきりおす。
『限界までやらないと効果がない』
といのは全く嘘です。
1番効率のいい強度は本人が8~9割伸びているくらいになります。
これも10割まで精いっぱいしてしまうとケガの元になります。
実際に僕もそれで膝の靭帯が部分断裂しました。
皆様、くれぐれも間違ったストレッチをしないようにして下さい。
こんな時はどうすればいいの?
という時は是非ご相談下さい。
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院長の石原です。
7/9に少年野球の野球肘検診に行ってきました。
少年野球の野球肘検診は少年期における多いケガであるOCD(離断性骨軟骨炎)の早期発見を1番の目的として、その他に靭帯や骨のチェックや痛い所があればその部位を診るということをしました。
僕は毎年理学療法士の方とペア組んでいましたが、今年は医師の先生のもとで
エコー(超音波)検査をしました。
実際ボールを投げて痛みが全くなかったり、徒手検査で異常がなかってもエコー検査で異常が見つかることもしばしばあります。
そんな時はこれからの練習量や投げるペースなども監督さんに直接伝える事ができるので、野球肘検診をやっていて本当に良かったと実感します。
我々トレーナーとしての役割の1番は
ケガを未然に防ぐ
だと思っています。
これができることにより手術をしなくてすんだり、野球を諦めなくてもいい選手が増えてきます。
実際僕も野球肩でボールが投げれなくなってレギュラーを外された事がありました。
ものすごく悔しかったです。
そんな悔しい思いや、痛みの為に野球を諦める子が1人でも少なくなるようにこれからも検診を続けて行こうと思います。
何かお困りごとがあればお気軽にご相談下さい。
みなさんこんにちは!
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院長の石原です。
今日は野球選手における股関節の重要性について説明していきます。
股関節の柔軟性(股割)が大事と言われていますが、どこまでかいけばいいか?なぜか?
分かりますか?
股割について
手がつく×
肘がつく△
頭がつく◯
胸がつく◎
と僕は基準を設けています。
高いレベルを目指すなら頭がつく以上は目指したいですが、頭がつく=必ずいい動きが出来るではありません。
怪我をして手術になる選手は、肘も付かない選手ばかりです、柔らかさがある選手は怪我をしてもそこまで重症にならない傾向がありますので是非やってもらいたいですね。
ただ怪我の予防の為にやってくださいではなく股割りは、パフォーマンスをアップさせる為にこそ必要な部分なので、高いレベルを求めるならやらなければならない部分です。
NYヤンキースの田中投手やオリックスの山岡投手などはこの股関節の柔軟性がメッチャ柔らかいそうです。
ある程度の柔軟性がなければ出来ない事が増えてしまいますので、重要な部分になります。
では、股割りが出来ないとどの様な動きが出来ないんでしょうか?
まずは、腰割り動作がスムーズには、出来ないです。
股割りをするにも腰割りをするにも股関節の外転、外旋が必要です。
守備の時に必要な腰を落とす動作が出来ないので、いわゆる腰が高いと言われる選手になります。
いくらバッティングが良くても守備が酷すぎると高校野球では中々長いイニング出場させるにはリスクが高くなります。
結果、ある程度守備が出来ないとレギュラーにはなれないと言う事になります。
後は高校になって柔らかくなってもいままで硬いままで、小学生からずっとやっていたので柔らかくなったスペースを使いこなす為にまた時間がかかります。
小学生なら柔らかくなった=使い方を覚えるのは早いですね。
次に投球時においては、身体を開かない状態で足を真っ直ぐに踏み出せないという事です。
この状態では低めにボールを投げるのはかなり窮屈になりますし、無理矢理でないと低めに投げれないので、アウトローとかを頑張って投げている
と怪我のリスクが高いです。
しかも無理に投げますので当然コントロールも悪くなりがちです。それを練習量で補おうと投げ込みをたくさんしてしまうと更に怪我のリスクが高くなりますね。
特に年齢が高くてもプロで活躍している選手は必須項目になります。
メジャーリーグのイチロー選手も立った状態ですがよく股割をしていますね。
怪我のリスクも減らしながらパフォーマンスをアップしていきたいなら股割りが頭以上は必須の項目ではないかと感じています。
できれば小学生のときからしっか股割ができるよう指導が必要と思います。
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院長の石原です。
今日は投球障害(野球肩・野球肘)の予防パート4ということで、リリースポイントについて伝えていきたいと思います。
ピッチャーをやっていてよく「もうちょっと前で投げろ」や「球持ちが悪い」などと言われたことはないでしょうか?
これはリリースポイントが高い(早い)ということです。
リリースポイントとはボールが手から離れるポイントです。
なぜこれが高い(早い)とダメなのか説明できますか?
①リリースポイントが高いと上半身の開きが早くなる
②リリースポイントが高いと投げる瞬間に指でボールを押し出す力が出にくい
③リリースポイントが高いとコントロールが安定しにくい
④リリースポイントが高いと身体全体に力が入りにくい
など様々なマイナス面があります。
特に②などはストレートを投げる時にボールな回転がかかりにくくなるので、いわゆる『ノビ』といのが弱くなってきます。
良いボールを投げる
身体に負担の少ないフォームで投げる=ケガしにくい
とうのであればリリースポイントを意識して投げる練習をしてみて下さい。
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院長の石原です。
今日は投球障害(野球肩・野球肘)の予防パート3ということで、腕の使い方について伝えていきたいと思います。
よく肩や肘を痛める選手で
「腕が下がっている」や「肘をもっと高くあげて」
と言われているの聞いたことがありませんか?
投球障害予防において実はこの腕の角度がものすごく重要になります。
肩関節のゼロポジションといって肩の周りの筋肉や靭帯にかかってくるストレスが1番少なくなる角度です。
また肩関節が1番安定する角度でもあります。
このように肩甲骨の上面(肩甲棘)と上腕骨が一直線に並ぶ角度です。
個人差はありますが、だいたい130~150°と言われています。
当院に投球障害で来院される患者様もこのゼロポジションより低い角度で投げている方が多いです。
ゼロポジションより低い腕の使い方になってくると肩や肘にかかってくる負担が大きくなりケガの原因になってきます。
肘が下がっていると言われたことがある選手は、まずはこのゼロポジションで投げてみることを意識してみて下さい。
みなさんこんにちは!
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院長の石原です。
今日は投球障害(野球肩・野球肘)の予防パート2ということで、下半身の使い方について
伝えていきたいと思います。
前回のブログではステップ足の角度についてでした。
今回はストライド(ステップ幅)についてです。
ピッチャーのストライド(ステップ幅)は広ければ広いほど、球威をアップさせられる・肩や肘の負担を少なくする可能性が高まります。さて、このストライドなのですがどのようにして広くすればいいのでしょうか。
軸脚でプレートを蹴るようにして広げてはダメです。これでは動作そのものにブレが生じてしまうため、ボールにきれいな回転をかけることができず、コントロール(制球力)も低下してしまいます。
適切なストライドの広げ方は、軸足股関節の使い方にあります。ストライド時に軸脚の股関節を深く「く」の字にできるほど、ストライドは無理な動作を取らなくても自然と広くなります。
いくらステップしていく足を遠くに着地させることができても、軸足が同時に並進移動してしまっては、ステップ足を遠くへ着地させた意味はなくなってしまいます。
そうならないためにも、ストライドは軸脚股関節で広げる必要があるのです。
そこでストレッチが必要になってきます。
特に臀部、股関節、太もも前面、太もも後面(ハムストリングス)、太もも内側が柔らかく、イメージでいうと開脚がべったりできるくらいです。
開脚がしっかりできるとストライドを広くとることができます。
ストライド広くとることができれば地面からの力を下半身から体幹、体幹から上半身にうまく伝える事ができます。
力をうまく伝える事ができると、肩や肘にかかってくる負担も減るし良い球を投げることができます。
なのでしっかり開脚ができるようにストレッチや相撲の四股を踏む様なトレーニングが投球障害におススメです。
みなさんこんにちは!
本日も当院のHP・ブログを見て頂きありがとうございます。
院長の石原です。
今日は投球障害(野球肩・野球肘)の予防パート1ということで、下半身の使い方について
伝えていきたいと思います。
え?投球において下半身てそんなに大事なの?
と思うかもしれませんが、メチャクチャ大事です。
むしろこの下半身の使い方が悪く、結果的に肩や肘に負担がかかってきて投球障害になる人が多いです。
では具体的に言います。
①ステップ(踏み出し足)の位置
これは軸足(プレートにかける足)のかかととキャッチャーを結ぶ線上にステップがなるように足出します。
オープンステップになってしまうといわゆる身体の開きが早く、大胸筋や小胸筋、上腕二頭筋、前腕屈筋群などの牽引力が強くなり、
肩の前面や肘にかかってくる負担が強くなり肩や肘に痛みが出てきます。
クロスステップになってしまうと身体全体を捻るように投げないといけないので、これも当然のように負担が強くなり肩や肘に痛みが出てきます。
またオープンステップになってもクロスステップになってもコントロールが安定しません。
コントロールが安定しなくなってくると試合で打たれ易くなるし、またフォアボールなど球数が多くなり、結果的に身体にかかってくる負担が強くなり
痛みが出やすくなります。
グラウンドに線を引いてみて、まずはステップを真っ直ぐ出す練習を心掛けてみましょう。