みなさんこんにちは!
本日も当院のHP・ブログを見て頂きありがとうございます。
院長の石原です。
前回ブログで紹介した動的ストレッチと静的ストレッチはどっちがいいのかという事を今回はお伝えしていこうと思います。
どっちをやればいいかと言うと生活や運動のタイミングのよって違ってきます。
スポーツを始める時や仕事を始める時などは動的ストレッチ。
逆にスポーツが終わった時や一息つく時は静的ストレッチ。
これ、逆をしてしまうと筋肉や関節の出力(パフォーマンス)が悪くなります。
まずこれから動こうという時に静的ストレッチをすると、筋肉や関節が緩くなった状態になるし、副交感神経が優位になるので単純に最大筋出力が低下します。
例えばいつもは10の力が出るのに9までしか出ないような状態になります。
そんな状態でスポーツをするとケガの原因になったり技術の向上の効率が悪くなったりします。
動的ストレッチは筋肉や関節を刺激し温める効果があり、交感神経が優位になります。
そして『これから身体を動かすぞ』という命令が脳から出ます。
ラジオ体操などがこれに当たります。
なのでスポーツや生活のタイミングで間違ったストレッチをすると身体に良いどころか逆に悪い影響が出たりすることがあります。
あとストレッチの強度ですが、昔あった監督やコーチや先輩が後ろから思いっきりおす。
『限界までやらないと効果がない』
といのは全く嘘です。
1番効率のいい強度は本人が8~9割伸びているくらいになります。
これも10割まで精いっぱいしてしまうとケガの元になります。
実際に僕もそれで膝の靭帯が部分断裂しました。
皆様、くれぐれも間違ったストレッチをしないようにして下さい。
こんな時はどうすればいいの?
という時は是非ご相談下さい。
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院長の石原です。
前回はストレッチの役割についてお伝えさせて頂きましたが、
今回はストレッチの種類についてお伝えさせて頂きます。
①動的ストレッチ(バリスティックストレッチ、ダイナミックストレッチ)
バリスティックストレッチは自動的でも他動的でも行えますが、基本的に自分の身体の伸びてる・伸びていないは本人が一番知っているので他動的に行うよりは自動的に行う方が安全性は高いです。
ただ、伸張刺激には気をつけて行わないと損傷に繋がる可能性も高いので気をつけないといけません。
ラジオ体操などがこれに該当します。
ダイナミックストレッチングも反動を利用しますが、これはこれから行う運動・スポーツなどの動きに合わせた動きを反動をつけて行うようなストレッチ方法で運動生理学を利用します。例としてハムストリングスをストレッチする場合、大腿四頭筋を収縮すると、ハムストリングスが弛緩するという相反性抑制作用を利用します。
ストレッチというよりも、反復運動を繰り返すためウォーミングアップに適しています。
②静的ストレッチ(スタティックストレッチ)
反動を利用せずにゆっくりと筋肉を伸張して、約10~30秒間ほど持続します。
伸張は少し伸ばされた感じがあれば、そこで停止することです。
ベストは自分の感覚で80%くらい伸びてる感じです。
伸びて痛いというところまで伸張すると伸張反射によって逆に緊張度が増してしまう可能性があるためです。
下半身は約30秒間、上半身は約15秒間程の継続時間を目安とします。
ざっくり分けると2つになりますが①の動的ストレッチにしてもバリティックストレッチとダイナミックストレッチは少しやり方が違ってきます。
次回はそれぞれのメリット・デメリットについて説明していきたいと思います。
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院長の石原です。
7月16日・17日・23日・27日と高校野球の球場トレーナーに行ってきました。
内容としては選手の試合前・試合中・試合後のコンディショニングやケア、急なアクシデントの対応、熱中症の手当て、また観客や審判員も対象でした。
今回僕は4日間の球場滞在で選手10人、審判員2人の合計12人の処置をしました。
特に多かったのは試合中にフラフラしたり足がつったりという熱中症が多かったです。
その他試合後のマッサージやストレッチなどもありました。
試合中のアクシデントとしては決勝戦で初回にランナーとキャッチャーが交錯し、2人も倒れました。
ランナーの選手は一瞬意識は失ったものの、その後のチェックでも問題なくプレイ続行でしたが、キャッチャーの選手は脳震盪と足を負傷しタンカで運びそのままプレイ続行不能と判断し交代しました。
特にキャッチャーのクロスプレーはケガの発生率が高いです。
試合後に病院で精密検査を受けてもらいましたが、特に異常なしとのことでした。
今回はたまたま異常なしでしたが、その後の野球人生だけでなく日常生活を含めた人生を左右するケガも起こる可能性があります。
もし試合や練習で少しでもおかしいと思ったらすぐに専門機関を受診するように心がけて下さい。
もう気合いや根性で痛いのを我慢する時代ではありません。
その他何かお困り事があればお気軽にご相談下さい。
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院長の石原です。
7/9に少年野球の野球肘検診に行ってきました。
少年野球の野球肘検診は少年期における多いケガであるOCD(離断性骨軟骨炎)の早期発見を1番の目的として、その他に靭帯や骨のチェックや痛い所があればその部位を診るということをしました。
僕は毎年理学療法士の方とペア組んでいましたが、今年は医師の先生のもとで
エコー(超音波)検査をしました。
実際ボールを投げて痛みが全くなかったり、徒手検査で異常がなかってもエコー検査で異常が見つかることもしばしばあります。
そんな時はこれからの練習量や投げるペースなども監督さんに直接伝える事ができるので、野球肘検診をやっていて本当に良かったと実感します。
我々トレーナーとしての役割の1番は
ケガを未然に防ぐ
だと思っています。
これができることにより手術をしなくてすんだり、野球を諦めなくてもいい選手が増えてきます。
実際僕も野球肩でボールが投げれなくなってレギュラーを外された事がありました。
ものすごく悔しかったです。
そんな悔しい思いや、痛みの為に野球を諦める子が1人でも少なくなるようにこれからも検診を続けて行こうと思います。
何かお困りごとがあればお気軽にご相談下さい。
みなさんこんにちは!
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院長の石原です。
高校野球の夏の大会も近くなり、どんどんと焦る気持ちが強くなる時期ですね。
よくある間違いなんですが、痛みがない=競技復帰・現場復帰ではありません。
更に酷いケースは、痛みがマシ=競技復帰・現場だと選び勘違いしている選手もいます。
当然早期復帰を考えますが、それだと100%のパフォーマンスでなかったり、再発をしてしまったりのリスクが非常に高いです。
しかもよくある、「痛みがない」は競技で痛みがないではなく、日常生活で痛みがない状態です。
日常生活で痛みがない=競技復帰・現場復帰は非常に無理がありますよね?
アスリートと一般の方での違いは日常生活で痛みがない=完治ではないという事です。
日常生活で痛みがないのは、アスリートにとっては通過点でありそこから競技でも痛みがない、動きも問題ない、高いパフォーマンスでも問題ないと段階を上げていく評価をしなければなりません。
その為に痛みがある時から痛みのない範囲でのリハビリエクササイズを行い痛みがなく動ける範囲を広げていきます。
それから選手の状態に合わせて、競技復帰・現場復帰レベルまで問題なく強度があがれば復帰になります。
どこがゴールなのか?を明確に伝えないと選手も焦って勝手に復帰してしまいますね。
結果再発や痛みを庇ったプレーによりフォームを崩して本来の姿でプレーが出来ないとか酷いケースはどうやって投げていたか忘れましたと言った事にもなります。
痛みを庇ったプレーは、無意識な動作がたくさん増えますので、それが癖付いたら後から直すのが非常に大変です。
本人も意識してない無自覚な動きになります。
そこまでのリスクを負って無理矢理に復帰するよりは段階を踏んで復帰していく方が結果としてもかなり早く確実な復帰になります。
焦る気持ちは分かりますが焦るからこそ確実に早期復帰をした方が得ですよね?
ここからは高校野球をしている選手にとって大事な時期ですので判断を間違えないようにしてもらいたいですね。
また野球やスポーツだけでなく一般の仕事をしている方にも同じことが言えます。
ただ日常生活での痛みがないというのではなく、その仕事や動作をする上で痛みがなくスムーズにこなせるようになるのがゴールだと思います。
その為には治療だけでなく、ストレッチや筋トレといったしっかり正しく身体を動かせるようになる事が重要です。
みなさんこんにちは!
本日も当院のHP・ブログを見て頂きありがとうございます。
院長の石原です。
今日は野球選手における股関節の重要性について説明していきます。
股関節の柔軟性(股割)が大事と言われていますが、どこまでかいけばいいか?なぜか?
分かりますか?
股割について
手がつく×
肘がつく△
頭がつく◯
胸がつく◎
と僕は基準を設けています。
高いレベルを目指すなら頭がつく以上は目指したいですが、頭がつく=必ずいい動きが出来るではありません。
怪我をして手術になる選手は、肘も付かない選手ばかりです、柔らかさがある選手は怪我をしてもそこまで重症にならない傾向がありますので是非やってもらいたいですね。
ただ怪我の予防の為にやってくださいではなく股割りは、パフォーマンスをアップさせる為にこそ必要な部分なので、高いレベルを求めるならやらなければならない部分です。
NYヤンキースの田中投手やオリックスの山岡投手などはこの股関節の柔軟性がメッチャ柔らかいそうです。
ある程度の柔軟性がなければ出来ない事が増えてしまいますので、重要な部分になります。
では、股割りが出来ないとどの様な動きが出来ないんでしょうか?
まずは、腰割り動作がスムーズには、出来ないです。
股割りをするにも腰割りをするにも股関節の外転、外旋が必要です。
守備の時に必要な腰を落とす動作が出来ないので、いわゆる腰が高いと言われる選手になります。
いくらバッティングが良くても守備が酷すぎると高校野球では中々長いイニング出場させるにはリスクが高くなります。
結果、ある程度守備が出来ないとレギュラーにはなれないと言う事になります。
後は高校になって柔らかくなってもいままで硬いままで、小学生からずっとやっていたので柔らかくなったスペースを使いこなす為にまた時間がかかります。
小学生なら柔らかくなった=使い方を覚えるのは早いですね。
次に投球時においては、身体を開かない状態で足を真っ直ぐに踏み出せないという事です。
この状態では低めにボールを投げるのはかなり窮屈になりますし、無理矢理でないと低めに投げれないので、アウトローとかを頑張って投げている
と怪我のリスクが高いです。
しかも無理に投げますので当然コントロールも悪くなりがちです。それを練習量で補おうと投げ込みをたくさんしてしまうと更に怪我のリスクが高くなりますね。
特に年齢が高くてもプロで活躍している選手は必須項目になります。
メジャーリーグのイチロー選手も立った状態ですがよく股割をしていますね。
怪我のリスクも減らしながらパフォーマンスをアップしていきたいなら股割りが頭以上は必須の項目ではないかと感じています。
できれば小学生のときからしっか股割ができるよう指導が必要と思います。
みなさんこんにちは!
本日も当院のHP・ブログを見て頂きありがとうございます。
院長の石原です。
今日は投球障害(野球肩・野球肘)の予防パート4ということで、リリースポイントについて伝えていきたいと思います。
ピッチャーをやっていてよく「もうちょっと前で投げろ」や「球持ちが悪い」などと言われたことはないでしょうか?
これはリリースポイントが高い(早い)ということです。
リリースポイントとはボールが手から離れるポイントです。
なぜこれが高い(早い)とダメなのか説明できますか?
①リリースポイントが高いと上半身の開きが早くなる
②リリースポイントが高いと投げる瞬間に指でボールを押し出す力が出にくい
③リリースポイントが高いとコントロールが安定しにくい
④リリースポイントが高いと身体全体に力が入りにくい
など様々なマイナス面があります。
特に②などはストレートを投げる時にボールな回転がかかりにくくなるので、いわゆる『ノビ』といのが弱くなってきます。
良いボールを投げる
身体に負担の少ないフォームで投げる=ケガしにくい
とうのであればリリースポイントを意識して投げる練習をしてみて下さい。
みなさんこんにちは!
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院長の石原です。
今日は投球障害(野球肩・野球肘)の予防パート3ということで、腕の使い方について伝えていきたいと思います。
よく肩や肘を痛める選手で
「腕が下がっている」や「肘をもっと高くあげて」
と言われているの聞いたことがありませんか?
投球障害予防において実はこの腕の角度がものすごく重要になります。
肩関節のゼロポジションといって肩の周りの筋肉や靭帯にかかってくるストレスが1番少なくなる角度です。
また肩関節が1番安定する角度でもあります。
このように肩甲骨の上面(肩甲棘)と上腕骨が一直線に並ぶ角度です。
個人差はありますが、だいたい130~150°と言われています。
当院に投球障害で来院される患者様もこのゼロポジションより低い角度で投げている方が多いです。
ゼロポジションより低い腕の使い方になってくると肩や肘にかかってくる負担が大きくなりケガの原因になってきます。
肘が下がっていると言われたことがある選手は、まずはこのゼロポジションで投げてみることを意識してみて下さい。
みなさんこんにちは!
本日も当院のHP・ブログを見て頂きありがとうございます。
院長の石原です。
2017年ゴールデンウィークの日程になります。
4/29(土) 8:00~12:30
4/30(日) 休み
5/1 (月) 通常通り
5/2 (火) 通常通り
5/3 (水) 休み
5/4 (木) 休み
5/5 (金) 休み
5/6 (土) 8:00~14:00
5/7 (日) 休み
5/8(月)以降は通常通りになります。
3連休を取らせて頂きご迷惑をおかけしますが、連休明けからまたフルパワーで皆様の健康のお役に立てるよう努めてまいりますので
よろしくお願い致します。
みなさんこんにちは!
本日も当院のHP・ブログを見て頂きありがとうございます。
院長の石原です。
今日は投球障害(野球肩・野球肘)の予防パート2ということで、下半身の使い方について
伝えていきたいと思います。
前回のブログではステップ足の角度についてでした。
今回はストライド(ステップ幅)についてです。
ピッチャーのストライド(ステップ幅)は広ければ広いほど、球威をアップさせられる・肩や肘の負担を少なくする可能性が高まります。さて、このストライドなのですがどのようにして広くすればいいのでしょうか。
軸脚でプレートを蹴るようにして広げてはダメです。これでは動作そのものにブレが生じてしまうため、ボールにきれいな回転をかけることができず、コントロール(制球力)も低下してしまいます。
適切なストライドの広げ方は、軸足股関節の使い方にあります。ストライド時に軸脚の股関節を深く「く」の字にできるほど、ストライドは無理な動作を取らなくても自然と広くなります。
いくらステップしていく足を遠くに着地させることができても、軸足が同時に並進移動してしまっては、ステップ足を遠くへ着地させた意味はなくなってしまいます。
そうならないためにも、ストライドは軸脚股関節で広げる必要があるのです。
そこでストレッチが必要になってきます。
特に臀部、股関節、太もも前面、太もも後面(ハムストリングス)、太もも内側が柔らかく、イメージでいうと開脚がべったりできるくらいです。
開脚がしっかりできるとストライドを広くとることができます。
ストライド広くとることができれば地面からの力を下半身から体幹、体幹から上半身にうまく伝える事ができます。
力をうまく伝える事ができると、肩や肘にかかってくる負担も減るし良い球を投げることができます。
なのでしっかり開脚ができるようにストレッチや相撲の四股を踏む様なトレーニングが投球障害におススメです。